こんにちは。All About ホームページ作成ガイドの西村文宏です。
今回は、スマートフォンでも見やすくて使いやすいページ移動を実現する方法をご紹介いたします。
「jQuery Mobile」を活用して見やすく使いやすいウェブサイトにするには
スマートフォンは画面が狭いため、読みやすい文字サイズで表示する場合は、1画面内にあまり多くの情報を収められません。そのため、PC用サイトを閲覧するには、拡大・縮小操作や、長いスクロールが必要になることがあります。
スマートフォン専用サイトでは、1ページの内容を少なくしておき、必要に応じてページを切り替えて閲覧する形にしておく方が、拡大・縮小や長いスクロールを求めずに済み、分かりやすくなる場合もあります。
しかし、通常のページ移動では、読み込みの待ち時間があるため、操作がもたついてしまうデメリットがあります。
そこで便利なのが、1つのHTMLファイル内に複数ページのデータを収録できる「jQuery Mobile」の機能です。次のページを読み込む待ち時間がないため、ストレスなくページを切り替えられます。指で押しやすいデザインのメニューと組み合わせることで、分かりやすく使いやすいスマートフォン用サイトになります。
下記のHTMLソースは、文法上は「1つのHTML」です。しかし、スマートフォン用ページのデータを3ページ分ほど含んでいます。
実際にスマートフォンのブラウザで表示させて、確認してみてください。
最初に表示されるのは「目次ページ」だけです。ユーザがメニュー項目を押すと、横方向にスライドする効果と共に、「1ページ目」や「2ページ目」が表示されます。
- ※以下のHTMLソースを保存する際には、文字コードを「UTF-8」にしないと全体が文字化けしてしまいますので注意してください。
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="utf-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1"> <link rel="stylesheet" href="http://code.jquery.com/mobile/1.0.1/jquery.mobile-1.0.1.min.css" /> <script src="http://code.jquery.com/jquery-1.6.4.min.js"></script> <script src="http://code.jquery.com/mobile/1.0.1/jquery.mobile-1.0.1.min.js"></script> <title>jQuery Mobile のサンプルページ</title> </head> <body> <!-- ▼最初に表示される目次ページ --> <div data-role="page" id="pcontents"> <div data-role="header"> <h1>jQuery Mobile のサンプル(目次ページ)</h1> </div> <div data-role="content"> <ul data-role="listview" data-inset="true"> <li data-role="list-divider">CONTENTS</li> <li> <a href="#p1"> <h2>jQuery Mobile サンプルページ1</h2> <p>単一のHTML内に複数のページを含められます。</p> </a> </li> <li> <a href="#p2"> <h2>jQuery Mobile サンプルページ2</h2> <p>実際の表示とHTMLソースとを比較してみて下さい。</p> </a> </li> </ul> </div> <div data-role="footer"> <p>フッター</p> </div> </div> <!-- ▼中身1ページ目 --> <div data-role="page" id="p1"> <div data-role="header"> <h1>jQuery Mobile のサンプル(中身1ページ目)</h1> </div> <div data-role="content"> <p>ここは、独立した1つのページに見えますが、ソースを見ると 全ページが同じHTML内に含まれていることが分かります。</p> <p><a href="#pcontents" data-rel="back" data-role="button" data-icon="arrow-l" data-inline="true">目次に戻る</a></p> </div> <div data-role="footer"> <p>フッター</p> </div> </div> <!-- ▼中身2ページ目 --> <div data-role="page" id="p2"> <div data-role="header"> <h1>jQuery Mobile のサンプル(中身2ページ目)</h1> </div> <div data-role="content"> <p>ページの移動には、デフォルトではスライドのエフェクトが掛かっています。</p> <p><a href="#pcontents" data-rel="back" data-role="button" data-icon="arrow-l" data-inline="true">目次に戻る</a></p> </div> <div data-role="footer"> <p>フッター</p> </div> </div> </body> </html>
上記のHTMLをスマートフォンのブラウザで表示させると、指で押しやすいメニューが表示されます。
メニュー項目を押すと、待ち時間なくページを移動できます。
★上記のHTMLをアップしたサンプルページ
このように、「jQuery Mobile」を活用すると、スマートフォンで見やすく使いやすいウェブサイトを簡単に作れます。
続いて、上記のソースについての詳しい解説をしていきます。
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- 本記事の内容は、2015/04/13更新時点の情報です。更新日より期間が経過している場合など、状況により現在の情報とは異なる可能性があります。
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